中学校教員を辞めてみた話

教員を辞めて民間企業に転職した人が自分の考えを気ままに書いています。

ドタバタ転職紀行~教員を退職するまでの11カ月~

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教員からの転職って動き出す時期がなかなか難しいものです。

 

 

いつ校長に言えばいいのか。

転職活動はいつから始めればいいのか。

どれぐらい求人があるのか。

年収はどうなるのか。

生活していけるのか。

 

わからないことだらけで、考えれば考えるほど気が重たくなったことを覚えています。

 

そこで今回は、僕が転職するまでの大まかな流れについてお話しします。

※参考にならない部分も多々あります。反面教師にしてもらえると幸いです。

 

 

5月:転職サイトに登録

この一年で区切りにしようと決意していたので、求人サイトに登録し、求人情報を検索しました。

 

特に気にしていたのは待遇面。

ほぼどの仕事も未経験となるので、基本的に給料は下がります。そこは覚悟すべきです。

その他の待遇面、特に休日をきちんと確保できる仕事に就きたいと考えていました。

また、正社員として雇用してもらうことも重視して検索していました。

キーワードは「未経験・正社員」。

 

また、サイトは次の3つに登録しました。

リクナビネクストさん

転職エージェントなら転職支援実績No.1のリクルートエージェント

数多くの求人が掲載されています。

 

マイナビ転職さん

転職はマイナビ転職-豊富な転職情報で支援する転職サイト

こちらも掲載数が豊富。

 

エン転職さん

転職サイトなら日本最大級の【エン転職】

口コミも掲載されており、働いている方からの会社の評判についても知ることができるのでとても参考になります。

 

8月:無料個別相談

クリエあなぶきさんが行なっている個別相談会に参加しました。

土日にも開催されており、職務経歴書を作成して申し込めば完全に個別面談で相談に乗ってもらうことができます。

超オススメです。

総合人材サービスのクリエアナブキ - ひとに翼を。

ここでいろんな話を聞きました。

特に聞きたかったのは、転職活動を始める時期について。

次のようなアドバイスをもらいました。

 

・次年度の41日から勤務を目指すなら、転職活動は1011月から始めると良いこと。

 

・早いうちに次年度の41日から勤務したいということを伝えた上で面接に望むこと。

 

せっかく最終面接に進んでも、勤務開始日が合わずに採用されなかったという話は、実はよくあることだそうです。

残念なミスマッチを避けるために、必ず企業側に早めに伝えると良いとのこと。

 

 

 

 

12月:リクナビエージェントに登録・応募開始

リクナビエージェントに登録しました。

 

転職エージェントなら転職支援実績No.1のリクルートエージェント

 

あれ、クリエアナブキで言われた時期よりだいぶ遅いな?と思われた方そうなんですだいぶ遅いんです!!!!

これは正直、ちょっとまずかった・・・。

3年生の進路指導をしていたら、自分の進路指導に手が回らなかった・・・。

 

なんせ吟味する時間がほとんど残されていないのです。

エージェントの方によると通常、応募から採用決定まで3ヶ月程度をみておく必要があるとのこと…。

 

「正直余裕はないので、最初に紹介する中で決めるつもりで、気になるものはガンガン申し込んでください。面接で話を聞いてだめなら辞退してもかまいません。もう、最初にご紹介する求人から10個は受けるつもりで行きましょう」

 

と言われてしまいました笑

ちなみに、応募した中から書類選考を通過して面接に行けるのはだいたい3分の1程度だそうです。

 

実際は2分の1程度という実感でしたが、何にせよ書類通過だけでまあまあのハードルがあることは覚悟しておきましょう。

 

 

 

登録すると、早速担当者から電話で20分程度の面談があります。

この時に、転職理由や転職先に求めることを聞かれます。少なくとも次にあげる内容は自分の中で整理しておきましょう。

 

・転職理由

・希望する業界や職種

・転職時期

・重視したいポイント

・希望年収

・転勤の可否

 

転職先とのミスマッチを防ぐために、丁寧にヒアリングしてくれました。エージェントは、この条件に近い求人を紹介してくれます。

もちろん、並行してサイトで自分でも探します。他力本願ではいけません!

僕はエージェントから3つ、その他のサイトから3つ、それぞれ応募しました。

 

応募する際には、転職理由と志望動機をサイトに入力するようになります。

転職理由はどこでも同じものが使えるのですが、志望理由をそれぞれ書くのはなかなか骨が折れますでも、それもまた自分のため!

 

なぜその業界なのか・・・

なぜその業種なのか・・・

なぜその企業なのか・・・

しっかりと考えましょう。ここは時間のかけどころです。

また、現職での経験をどう生かせるのかをさりげなくアピールすることも忘れずに!

 

転職理由もネガティブなことばかりだったり、現職への不満を連ねることのないように、要注意です!

ノートなどに志望動機をまとめておくと、面接の際にも使えるのでオススメです。

自分で自分に質問し、掘り下げていくといいと思います!

 

ちなみに、エージェントの求人から応募すると、転職理由と志望動機をメールで添削してもらえます。とても参考になりますよ。

 

1月:応募・面接

このころから。仕事の合間を縫って面接に行きました。その前に準備もしっかりとしなければなりません。

 

〇履歴書・職務経歴書の作成

  ネットで書き方を調べつつ、文章は自分の言葉で!!!コピペはバレるし、響かない!

 

〇面接の準備

  希望年収や質問しておきたいこともしっかり考えておくこと!エージェントいわく、「転職活動は就職活動より対等です。聞きたいことはしっかりと質問を!」とのこと。

かといって、最初から待遇面の話ばかりも印象は悪いそうです。※これは採用後、面接を担当してくれた今の上司に聞きました。

この辺りは、バランス感覚が試されますし、受ける企業のスタンスにもよります。「最初から遠慮なく言ってくださいね!うちも本当のこと全部言うので!」と言ってくれる企業もあります。※これが今勤めてる企業でした!

 

2月:2次面接&退職の申し入れ

面接はだいたい3次面接くらいまであります。というか、ある企業の方が良いように思います。それだけ真剣に人を選んでいるということですから。

もちろん、書類審査で落とされることもありますよ。縁がなかったと割り切って。気にしないことです。

 

日程調整については、仕事に就いている時の転職活動であることを多くの企業が考慮してくれます。

とは言っても、こちらの要望を一方的に押し付けるのは印象が悪いです。

 

僕の場合、幸いにも応募した企業が夕方~夜・休日も含めて面接していただけました。

先方から面接の候補日をいくつか提示していただき、その中で合わせられる日を設定するという感じでした。

 

部活動を副顧問(副顧問や管理職など)にお願いしたり、半日年休をとって面接に行ったりと、時間を工夫しました。

他の先生方に迷惑をかけることになりますが、この迷惑を最小限に抑えるために、仕事の進め方や日程調整に最大限努力しました。

 

 

また、後回しに後回しにしてきた退職の申し出をこの時期にしました。

え?遅くないかって?

その通りです。これまた遅すぎです。

何でも、その時校長から聞いたのですが、21日に退職者の申し出は締め切られるそうです。そんなもんどこ調べても書いてません!!

ちなみに僕が申し出たのは24日。アウトー!!です笑

 

拒否されることはありませんでしたが、遅くとも12月中には申し出ておくと良いでしょう。

 

その際、転職先は決まってなくても「もう決まっています」と言うと、引き留めから回避できる可能性が高くなります。むしろ、申し出が早すぎたり、転職先が決まってないなどと言ったりすると、強い引き留めにあう恐れありです。

 

僕は相談するつもりもなかったので。主任にも伝えず、いきなり放課後、校長のところに申し出に行きました。

礼儀としてこれが良かったのかどうかは微妙ですが

 

3月:最終面接内定&退職手続き

31週目に内定をいただき、内定を承諾しました。

内定から承諾まではあまり長く待ってもらえません!だいたい3日程度、長くても1週間です。

つまり同時に何社か受けていると、選択すべき時が来ます。

自分の人生です。自分の責任で決断してください。いつまでも待ってくれるほど、甘くはありません。

また、もし辞退する場合は、それが決まったらすぐ伝えましょう。

伝える時は、メールでも電話でも構わないそうですが、電話の方が丁寧でしょう。気まずいし心苦しいですが、時間を割いてもらったことに対して、礼を尽くすべきです。

 

また、前日や当日のドタキャンは最悪です。面接の前日ともなれば、あなたのために社員の方が時間をつくってくださっていますので、そうならないように企業の優先順位は必ず考えておきましょう。

 

校内の手続きとしては、退職に関わる書類が事務員さんから渡されます。

事務員さんの手をわずらわせています。

めんどくさがらずに、きちんと早めに書きましょう。

退職届は、僕の場合は校長が準備してくれました。

日付と名前とハンコだけ。30秒で終わります。あっけないものです。

 

そして3月末、県下で一斉に人事発表があり、職員室に衝撃が走ります。

この話はまたの機会に。

 

と、ここまでが大まかな流れです。

忙しそうに見えるかもしれませんが、まぁ3年生の3学期ともなれば何とか時間は作れます。

 

結局、年休は最終面接で県外に出た1日だけで済みました。

あとは放課後すぐに学校を出させてもらって対応できました。

その分、朝はいつもよりさらに早く出勤してプリントの準備をしていましたが

すべては自分のため!!です。

また、3月いっぱいは現職の責務を確実に果たすべきです。僕は3月最終週の金曜日まで、進路指導の対応をすることもありえたので、それも想定して準備をしていました。

 

ということで、けっこういろんなことがギリギリで進んだのが僕の転職紀行です。

 

みなさんはそうならないように、以下、要注意です。

・転職活動開始は遅くても10月スタート!

・退職の申し出は遅くとも12月中に!

・面接の辞退はとにかく早く伝える!

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